【悲惨】Fラン大学では就職できない?就活を乗り切る対策4選!

ビジネス

 少子化の現代において、募集人数の定員割れにより事実上全入状態にある大学の呼称として、世間で定着しつつあるFreeランク(Fランク)大学。

 新卒向け就活情報サイト「就活の教科書」が掲載したサイトに「行く意味ある?Fラン大学まとめ」と題した記事の掲載に批判が集まりましたね。

今回はこのようなFラン大学では本当に就職できないかを究明し、それを乗り切る対策をご提示しました。

最後までご覧下さい。

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Fラン大学の就活に問題無し

 Fラン大学には様々な解釈や定義がありますが、一般的には下記のように定義されています。

学生の就学動機や学力、学習観が多様化する中で、特に「受験すれば必ず合格するような大学、すなわち事実上の全入状態にある大学」はボーダーフリー大学(BF大学)と呼称される。

wikipediaより引用

 国内の大手企業の内定において上位大学が多少の優位性はあるものの、大部分の企業は出身大学よりも、大卒であるかどうかを重視して給料を定めています。

 大卒であることで、初任給や平均年収、退職金、生涯賃金等において、専門短大卒や高卒に比べて優位であることが伺えます。

りくらく2022年5月より引用
厚労省 賃金構造基本統計調査より引用

<勤続30年、自己都合退職の場合の退職金>

高卒:約543万円

高専や短期大学卒:約591万円

大学卒:約706万円

東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情モデル退職金」2020年参照
ユースフル労働統計2021「生涯賃金」より引用

生涯年収などを考えたら大卒のメリットは多い
高卒と大卒の生涯年収を比べた統計では、大卒の方が高くなっており、退職金や就職の選択肢まで含めて考えると、一般的には大学を出ておいた方が良いといえます。

ヤフーニュース2022年5月より引用

 上記の調査結果から、大卒と高卒の初任給の差は約7万円、平均年収は30~120万円、退職金は約100万円以上、生涯賃金は約7,000万円以上の開きがあります。

 出身大学がどこであれ、結局大卒であることには変わりありません。Fラン大学でも卒業すれば「大卒資格」が入手できることにおいて、大きな意味があると言えそうです。

Fラン大学は就活に不利ではない

SPI筆記試験は乗り切れる

 役人や医者、弁護士、教師、研究職のように高度な専門職を目指す場合は別として、一般的なサラリーマンになる場合、大学で取得した単位の学びが仕事で行かされる事や、大学での学問的知識を必要とする職種は実は少ないのが現状です。

 また筆者も就活で受けましたが、適性検査としてよく用いられるSPI筆記試験は、中学・高校レベルの基礎知識であり、就活前の準備段階で充分に訓練出来ます。

 しかも最近では書籍のみならず、ネット検索により模範解答が入手できるため、容易に事前学習することが可能となっています。

 就職試験でSPI検査で失敗する一因として、下記のように述べられています。

「時間内に終わらない(回答数不足)」ことが落ちる原因として挙げられます。これは、ただ学力がなくて問題に答えられないのではなく、SPIの問題の傾向に慣れていないということです。

つまり、問題の傾向を掴んでいないという準備不足こそが、あなたがSPIに落ちてしまう原因なのです。これはSPIに落ちてしまう人の共通の欠点です。

キャリチャン2022年3月より引用

 SPI試験の失敗はFラン大学が理由ではなく、明らかに本人の準備不足によるものであり、だから就活に不利だとは断言できないのではないでしょうか。

Fランは大衆目線である

 世間で言う旧帝大や超難関市立を含む有名大学は少なく、Fラン大学の方が圧倒的に多い状況が見受けられます。そのためそのOB人口も多くなります。

 筆者は会社員となって現在9人目の上司ですが、2人の国立大学OBを除いて実に7人が有名では無い大学のOBでした。また筆者の勤務先は決して中規模・零細企業ではありませんが、同僚の7割以上が有名ではない大学のOBです。

 超高年収の一部の優良企業を除き、ごく一般の会社員であれば、同僚や取引先を含めて難関有名大学OBはすぐ分かりますがごくわずかなのが実情です。

 つまり大部分の出身大学の分からない方々は、有名ではない知名度の低い大学を含むFラン大学である場合が多いのではないかと思われます。

またFラン大学が大衆であることが述べられた記事を下記にお示し致します。

「Fラン」というのはいわゆる大衆目線であるため、どんな人でも「消費者目線」という視点がビジネスにつながる。(学生ベンチャーとして鈴りん探偵舎代表取締役 奥山夢菜氏)

世の中の上位10%向けに作られたサービスや商品もあるが、市場として大きいのは普通の人に向けたサービスや商品である。(中略)社会で役立つためには、学力だけではなく人間力やコミュニケーション力も重要。(創業手帳 株式会社 代表取締役 大久保幸世氏)

創業手帳2022年4月より引用

 ビジネスで役立つ消費目線はFラン大学学生の方が優位に働く可能性があります。

また学力のみならずコミュニケーション力も社会人として必要になるため、その点を磨くことで就活に大いに役立つため、Fラン大学だから不利になるとは言い切れないのではないかと思われます。

難関大学は入学後の留年率が高い

 難関国公立私立大学では、偏差値が高いがゆえに、授業の難しさから単位を落としてしまい、留年が多いことが見受けられます。

<留年率ワースト10>

1位 大阪大学・外国語学部(67.8%)

2位 東京外国語大学・言語文化学部(64.5%)

3位 上智大学・外国語学部(44.8%)

4位 東京大学・文学部(37.3%)

5位 京都大学・法学部(33.6%)

6位 京都大学・文学部(33.3%)

7位 東京大学・法学部(30.9%)

8位 一橋大学・経済学部(28.0%)

9位 一橋大学・社会学部(27.1%)

10位 京都大学・経済学部(26.8%)

『大学の実力』読売新聞2017より引用

 難関上位の大学が順位の大部分を占めていることが分かります。たとえ難関大学にめでたく入学できても、卒業が1年遅れることで、自宅通学でも年間約50万~100万円の授業料や定期代、加えて社会人になるのが1年遅れることで年収300万円を稼ぎ損なうことになります。

 一方この順位にFラン大学は入ってないことから、手抜きをしても楽に単位が取れる訳ではありませんが、上位大学ほど単位取得の壁が高くなく留年が少ない状況が予想できます。

 上位大学の学生が卒業単位取得に苦戦している間に、順調に単位を取得し、1歩先回りして就活の準備をすることができれば、就活時期に上位大学学生との差が埋められる又は、差が付けられる可能性も充分にあるのではないでしょうか。

Fラン大学で就活を乗り切る対策

資格を取得する

 就活する上で、学生生活で何をしてきたかを問われます。バイトだけでぼうっと過ごした学生生活では、たとえ上位大学の学生がエントランスシート(ES)や1次筆記試験で突破しても、面接で落とされてしまいます。

「Fランク大学だろうとも有名企業・大手企業に就職している人は居ます。最終的には自分が何をしてきたか、何ができるのか、何をしたいのかが就職活動では問われるので、これらの問いに答えられるような学生生活を送りましょう」と呼びかけている。

J-CASTニュース編集部2022年7月より引用

 そこで社会人より余裕のある学生の間に下記のような資格を取得しておくのも、就活において役立つと思われます。

1位 TOEIC
2位 ファイナンシャルプランナー(FP)
3位 宅建士英検
4位 社労士
5位 簿記 日本漢字能力検定(漢検)
6位 マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
7位 保育士
8位 ケアマネージャー
9位 メンタルヘルスマネージメント
10位 介護福祉士

生涯学習ユーキャンより引用

TOEICで高得点を取得しておくことで、高学歴大学の学生に劣らぬ就活で大手企業から内定を得られた例があります。

私自身も元Fラン大生で、英語などちんぷんかんぷんの勉強が大の苦手なタイプの人間でしたが、しっかりやるべき事をやったら無事にMARCHへの編入合格に成功しました。

学歴フィルターを掛ける企業への受験を外す

 人気大手企業の初期選考において、学歴フィルターを導入して判定するケースが増えているとの情報がありますが、そのような企業をそもそも外すことも一案ではないかと思います。

人気大手企業が学歴フィルターをかけていることに怒って無駄なストレスを感じるより、「大学名だけで人材を判断する企業なんて、こちらから願い下げだ。だったら、最初から人物本位で評価し、実力で上がれる会社に行こう」とか、

「フィルターがあるおかげで、受かる可能性が低いのに何度も選考を受けさせられる無駄な就活の時間が減る。就活の効率アップ」など、学歴フィルターの存在を、ポジティブに捉えて就活に向かう方が、本人にとって良い結果をもたらす。

東洋経済2022年7月より引用

 現在のネット社会では、企業の学歴フィルター有無は就活学生でもある程度は把握できるでしょう。

ブラック企業は避けるべきですが、ホワイトでフィルター無しの企業を率先して受けることで、面接まで進み、内定が得られやすくなるのではないでしょうか。

 また内定を複数得ることで自信が付き、より志望順位が高い企業への挑戦ができるようになり、良い結果に繋がる可能性が期待できます。

就活エージェント・人材バンクを活用する

 就職エージェントや人材バンクは、一般的には主に転職の際に利用するものと思われがちですが、近年では新卒の学生へも利用の門戸が広がっています。

 我流かつ自力でESから就活を開始していては、試行錯誤を繰り返すタイムロスが生まれます。

しかし就職エージェントに登録することで、各学生毎に専任のキャリアコンサルタントが担当し、助言を得ながら就活を行うため、求人の紹介から内定までスムーズに進めることができると言われています。

 就活エージェントは就活の基礎となる自己分析や業界・企業研究などのお手伝いはもちろん、ES対策・添削や面接練習、さらには企業紹介などといった様々なサポートを行ってくれるため、頼るだけで確実に力をつけることができるのです。

キャリチャン2022年6月より引用

長期インターンシップに参加する

 仕事や企業、業界、社会への理解を深めることができる、就業体験制度であるインターシップへの参加により、社会人になる前にビジネスの現場を体感する機会が得られます。

 短期インターンは働く日数・時間が予め決まっていますが、長期インターンは働く期間が明確には決まっておらず、平均的には6ヵ月以上だと言われています。

 インターンシップは労働として、各社によって異なりますが、時給1,200円~1,500円、日給6,000円~8,000円報酬が得られます。

 インターンシップは直接企業で働く人と接触することができるため、より有益かつリアルな情報得ることができます。さらには仕事内容や「働く」といったことなどをより身近に感じることができるため、企業選びの参考や選考対策に役立つでしょう。

キャリチャン2022年6月より引用

 ・参加することで業界や企業に対する知識が増えるし、社員の方から就活のアドバイスをもらうこともできた。また、一緒に参加した就活生と仲良くなって、就活を頑張るモチベーションになった(旅行業界内定/女性)
・人事の人がどういったところを見るかがわかった(教育業界内定/女性)
・インターンシップでの経験をエントリーシートに書いたことで、面接のネタになった(公務員内定/女性)

リクナビ就活ガイド2022より引用

 長期インターン制度を通して仕事内容をリアルに学びながら、企業の社員との接し方、礼儀、社会人としての心構えが自然と身に付くため、就活に大いに役立つものと思われます。

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 まとめ

「【悲惨】Fラン大学では就職できない?就活を乗り切る対策4選!」は如何でしたでしょうか。

就活において、Fラン大学が決して不利ではない状況、就活を乗り切るための対策がお分かり頂けたのではないかと思います。

短い4年間を無駄に過ごさず、卒業単位を無難に取得完了し、入念な準備と就活対策により「出身大学に関係なく普通に内定が得られた」と胸を張って言えるようになりたいですね。

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